【GR】MacbookAir のバッテリーを交換してみたら簡単だった(後編)

合理的な節約

前回の記事でこう書きました。

〜結論から言うと、いくつかの点に注意すれば、誰にでも簡単にバッテリーの交換修理はできることが分かりました。〜

私がバッテリーの交換をやってみて注意すべきところだと思ったのは、以下の4つです。

  1. MacbookAir用の特殊なドライバーを準備する
  2. 交換用のバッテリーの型番に注意する
  3. ネジをなめないよう注意する
  4. コネクタの取り外しは慎重に

 

手順通りに見ていきましょう。

 

1.MacbookAir用の特殊なドライバーを準備する

MacbookAirには特殊なネジが使われています。普通のドライバーでは取り外しができません。
私が購入したのは、以下の2つのドライバーです。

  • アネックス(ANEX) スーパーフィット精密ヘクスローブドライバー T5×30 No.3542 670円
  • Macbook Air用 星型ドライバー 1.2mm 250円

特殊な割には、意外に安価なものですね。
ちなみに、赤い星型ドライバーはMacbookAirの裏蓋を外すときに、黄色いアネックスのドライバーはバッテリーの取り外しに使います。

2.交換用のバッテリーの型番に注意する

MacbookAir用のバッテリーはamazonなどで検索するとたくさん出てきます。しかし、MacbookAirの発売された年によって、使われているバッテリーの型番が違います。自分の持っているMacbookAirに使われているバッテリーと同じ型番のものを購入しましょう。

MacbookAirのモデルとバッテリーの型番については、以下のサイトを参考にさせていただきました。貴重なデータをありがとうございます。

また、自分のMacbookAirの発売年は、メニューバーのリンゴマークから「このMacについて」→「詳しい情報」でわかります。

3.ネジをなめないよう注意する

MacbookAirを裏返すとネジが10本見えます。これを、赤い星型ドライバーで外していきます。

ネジは小さいため、ねじ山をなめやすい、と感じました。ネジをなめるとは、ネジにある溝をつぶしたりして、ドライバーで回せなくなることです。

それを防ぐには、「ネジに対して垂直にドライバーを当てること」「回転するときに、真上から垂直に適度な力をかけること」「回転させ始めるときに、ゆっくりと力をかけていくこと」の3つを守れば大丈夫だと思います。

ネジは長いものと短いものがあるので、組み立てるときにネジの場所を間違えないようにしましょう。

ネジを外したあと、ここからふたを外します。

私のMacbookAirはびっくりするほどホコリで汚れていたので、この際だからと掃除しました。

次にバッテリーのネジを外します。
今度は黄色いアネックスのドライバーを使います。

4.コネクタの取り外しは慎重に

外し終わったら、このコネクタを外します。ベロがついているので、そう難しくは無いでしょう外すにはちょっとしたコツがいります。黒いプラスチックの部分を水平方向にスライドさせるようにしてください。

外すとこんな感じ

で、新しいバッテリーを取り付けます。このとき、コネクタを先に付けた方がやりやすいと思います。しかし、コネクタについているコードのせいで、コネクタを水平に保つのがちょっと難しいかも。ほんの少し差し込むことができたら、あとは爪で少しずつ押し込むといいでしょう。コネクタがうまく挿せたら、バッテリーを所定の位置に収めます。

ここまでできれば、後は逆の手順でネジを締めていけば完成です。簡単でしょう?

これで、もうしばらくこのMacbookAirと仕事ができそうです。あと2年は頑張って欲しいなあ!

前回も書きましたが、MacbookAirのバッテリーを自分で交換することは、さほど合理的な行動ではないと思います。自分で交換しても、10,000円ほどの出費にはなります。AppleStoreで15,000円ほどでやってもらえるのであれば、プロに任せる方が合理的でしょう。私みたいに「機械を分解することが楽しくて仕方がない」という人は良いと思いますが、そうでない人にはオススメできません。素直にAppleStoreに持ち込みましょう。