イオンでスマホを買う時代。スマホ端末とSIMのセット販売を比較してみた。

イオンがスマートフォンを店頭販売

イオンがスマホを販売します。docomoでもauでもsoftbankでもありません。あのイオンです。「でも契約はdocomoかauかsoftbankなんじゃないの？」いいえ違います。SIMフリーのスマホ端末「NEXUS4」に、低価格SIMカードである日本通信の「スマホ電話SIMフリーdata」をセットしたもので、三大キャリアとの契約は必要ありません。

通信費が劇的に安くなる

通話もできるし、もちろんネットも利用できます。端末の代金も含めて月額2980円。端末代金を払い終わる2年後には、月額1560円となります。こんなに安くスマホが使えるのです。

なぜこんなに安くできるのかというと、データ通信速度を200kbpsに制限しているからです。でも、多少速度が遅くなっても我慢できる人は、月額料金が抑えられることに魅力を感じるはず。それに、追加で1560円を払えば、LTE高速通信が3GBまで使えます。毎月のデータ通信量が3GB以内という人は、ビジネスマンを中心にかなりの割合でいると思います。そんな人にもお勧めです。

通信費の革命は起きるか

スマートフォンを使うなら、docomo・au・softbankの三大キャリアと契約するのが常識でした。しかしあまりにも高すぎる通信料金にうんざりしている人は多いはず。

しかしこのイオンのスマートフォンのように三大キャリアではない、いわゆるMVNOと契約することでスマホを同じように使えることが、これからは常識になっていくことでしょう。

MVNOとは、携帯電話などの回線網を自社では持たないで、実際に保有する他の事業者から借りて、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のことです。docomoの回線を借り受けているMVNOは多数存在し、価格競争が起きているため、かなり安価な月額料金でそこそこのデータ通信が可能となっています。しかし、まだまだ一般人に広まっているとは言えません。

理由は、「SIMカードを契約し、端末を用意し、接続の設定を行う」というスマホを使いはじめるまでの作業が、初心者にはハードルが高いことにあります。docomoショップなどで使える状態にしてもらってスマホをもらうのと比べると、難易度が高いと言えます。

しかし、イオンのスマホはSIMカードとセットで販売され、設定も終わった状態でスマホをもらうことができます。認知度が高いイオンで販売されることもあって、これはなかなかいい商品ではないでしょうか。

実を言うと、ネットにおいてはこれまでにもいくつかスマホ端末とSIMのセット販売は行われていました。しかし、ネット上のことなので認知度は低く、端末も選ぶほどの種類はありませんでした。

今回のように、イオンが店頭販売するとなると、かなりの人の目に触れることは確実です。ネット上にも同じような商品があることも知られていくだろうし、うまくいけば今後はコンビニやスーパーでも販売を始めるかもしれません。そうなると、今はまだ少ない端末しかないけれども、いつの日かたくさんの端末から選べるようになり、三大キャリアと契約する理由が薄れていくかもしれません。消費者にとってはうれしい通信革命となりそうです。

でもそうなったとき、三大キャリアはどうなるのでしょうか。今のような販売形態は続けられるでしょうか。それとも通信革命など起こらないのでしょうか。

端末とSIMのセット販売を比較

未来のことは分からないので、とりあえず現在購入できるスマホ端末とSIMのセット販売を比較してみましょう。

以下の2つは、買ったらそのまま使えます。

フリービットモバイルは、端末とSIMのセット販売で通信費に革命を起こそうとしています。

九州の福岡市にショップが有ります。050で始まるIP電話でも構わないのであれば、月額料金を端末代金込みで2000円まで下げることができます。

以下の商品は、セットで販売されていますが、設定は自分で行う必要があります。