サラリーマンが投資を始めるときに忘れてはならないこと〜その1〜

合理的な投資

株式投資で食っていく?

貯金しても雀の涙の金利しかつかない。だったら株やFXに投資して何とか手持ちのお金を増やそう・・・そう考えるサラリーマンは多いと思います。

そして、あわよくば大儲けして、会社に辞表を出して悠々自適の生活・・・まあよくある妄想です。

でも、そんなにうまく行くのでしょうか?

サラリーマンには時間が無い

サラリーマンは1日の生活時間のうち3分の1程度を勤務時間として使っています。睡眠や食事などの削れない時間も同じくらいはあるでしょう。

さらに、娯楽や仕事のスキルアップのための時間もある程度は必要でしょうから、純粋に投資に当てられる時間は、せいぜい1日3〜4時間というところでしょうか。投資について初心者であれば、投資を始めるまでに勉強する時間も必要かも知れません。

そのくらいあれば十分だ。書店やネットを探せば、投資指南のテキストには事欠かないし、勉強することも苦にならない。俺はそこそこ頭もいいし、きっとできるさ・・・・あなたもそう思います?

あなただけに・・・

ここで私から、投資をするときに忘れてはならない教訓をお伝えしておきましょう。

サラリーマンが投資を始めるときに忘れてはならないこと〜その1〜 「儲かる方法を教えてくれる人は怪しい」

そんなことは知ってるよ!という声が聞こえてきます。当たり前ですよね、こんなこと。

『あなただけにお教えしますよ、間違いなく儲かるお話しです・・・』

見知らぬ会社から、そんな電話がかかってきたことはありませんか?

よくある投資話です。人が良くて信じてしまった人もいるかもしれません。

でも、合理的に考えれば「本当に儲かる話なのであれば、人に教えずこっそり自分でやればいいではないか」という疑問がわくはずです(もちろん、それに対する答えも用意しているでしょうが)。

そんな電話にひっかかるやつはバカだ・・・そう思いますか?

書店に並んだ投資本は信用できる?

でも、そう思っているあなたも、投資をしようとしたときに、書店の投資コーナーに行ったりしませんか?ネットで検索して、必勝法を探したりしてませんか?

そこには「普通の主婦が5年で貯金1億円をつくる方法」とか「サラリーマンが仕事の合間に1億円つくる方法」などといった扇情的なタイトルが並んでいます。

電話の勧誘は信じないあなたが、なぜ書店の投資本やネットの情報は信じるのでしょうか。

自分の手で掴んだ情報を、人は信じやすい

人は、向こうから近寄ってきた相手のことは警戒しますが、自分から近寄ったときは警戒が緩くなります。

書店で見かけた投資本は、主観的には自分が見つけた情報です。ネットで検索したのも、能動的に行動して得た情報です。

ですからその情報は、貴重で正しい情報だ、と思い込んでしまう恐れがあるのです。

あなたもわたしも、ごく普通の人なのです

でもよく考えてみれば、株式にしろFXにしろ、公開されていてあなたの手に入るくらいの必勝法があるとは思えません。あったらみんなが真似をして、みんなが儲かっているはずですが、そんな状況ではありません。

もしかしたら、こっそり必勝法を使って儲けている人(グループ)がいるかもしれませんが、普通の一般人であるあなた(そして私)の元にそのお宝情報が届くことを期待するのは、ちょっと無理があると思いませんか?(あなたが特別な権力を握っている人物の場合は別です)

でも、じゃあどうすりゃいいんだよ・・・書店の本もネットも信用ならないのであれば、どうやって投資を勉強すればいいんだよ・・・。 それはまた次の記事で。

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