サラリーマンが投資を始めるときに忘れてはならないこと〜その3〜

合理的な投資

「普通の主婦が5年で貯金1億円をつくる方法」とか「サラリーマンが仕事の合間に1億円つくる方法」などといった扇情的なタイトルを見て、

そうか、そんないい方法があるのか。よし。俺もやってみよう・・・。

ちょっと待った!短絡的に考えすぎです。

投資を始めるにあたっては、リスクとリターンを常に考えなければなりません。

1億円が手に入った、というのはリターンです。しかし、その本に書かれている投資法には、どれくらいのリスクがあるのでしょうか。

リスクとは、簡単に言うと結果のばらつきのことです。

ある投資法を用いたとして、”必ず”1億円のリターンがあるのであれば、リスクはゼロですが、そんなことはまずあり得ません。

実際には、同じ投資法を用いた場合に、損をするケースも得をするケースもあるはずです。その投資法を用いた人の中で、何人の人が1億円を作ることが出来たのでしょうか。

リターンは目に見えやすいものです。「○億円稼いだ主婦の投資法」など、本の題名にまで書いて宣伝しているくらいです。

しかし、リスクは見えにくいものです。強調もされず、むしろ隠されたりしています。

ということで・・・

サラリーマンが投資を始めるときに忘れてはならないこと〜その3〜
「リターンよりもまずはリスクを重視する」

巷にあふれる投資法や金融商品の中には、元本を失うリスクがあるにもかかわらず、安全確実に高金利がもらえるかのように宣伝しているものもあります。

高金利がもらえる商品の、リスクはどのくらいなのか?を考えて広告を見ると、実は隅の方に小さな文字で「元本は保証されていません」と書かれているのを見つけることが出来るでしょう。

投資の初心者のうちは、そういった「明らかによくない」金融商品を避けることが肝心です。

しかしそんな商品・情報が余りにも多い!良くない商品だらけと言ってもいいくらいです。

リスクを正しく評価して投資できることを目指しましょう。

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