不動産投資のリスクを減らす方法

合理的な投資

不動産投資を諦めきれない人のために

前回の記事で、不動産投資はリスクが大きく、サラリーマンや投資初心者は手を出さない方がよい、と書きました。

それでも不動産投資を諦めきれない人のために、リスクを減らす方法を紹介してみます。

(その1)現金で物件を購入する

借金をして物件を購入することは、大きなリスクを抱えることになります。店子がいなくなったり、仕事を失ってしまったときに、ローンの返済が滞る可能性はゼロではありません。

その点、現金で物件を購入していれば、投資資金を諦めれば済みます。うまく売却できればその損失も少なく抑えられるかもしれません(ローンを組んでいると、売却しても借金が残るケースがほとんどです)。

(その2)複数の物件を所有する

マンションの1室のみを賃貸に出している場合、その部屋の借り手がいなくなったら収入はゼロです。日本の人口が減りつつあることを考えると、空き室となる可能性は大きくなるかも知れません。

その点、複数の物件をもっていれば、すべての物件が空き室になる可能性は低くなり、収入がゼロになるリスクは格段に減ります。2〜3割くらいの物件が空き室になってもお金を回せるように計画できれば、空き室のリスクは抑えられます。

(その3)リフォーム・修理工事などを自分で行うことができる

借り手にとって魅力的な物件であるためには、リフォームは不可欠です。
また、時折水廻りの部品取り替えや電気関係の修理などが発生しますので、大家としては修理する必要があります。

これらの工事を自分でやることが出来れば、費用は材料費のみとなり、安く抑えることが出来ます。もちろん、自分で出来なくても、格安でやってくれる工事業者と知り合いならば同じことです。

出費はなるべく抑えることで、不動産投資のリスクを減らしましょう。

(その4)優良物件を見抜く眼を持っている

リスクとリターンのバランスがとれている、優良な物件はあるはずです。しかし、どれが優良物件かがわからなければ、不動産会社の勧めるままに購入したりして、ババを引かされることもあります。

常日頃から物件を見る目を養っていて、購入するのは優良物件ばかり。これならばリスクはかなり減るでしょう。

(その5)いつでも新規の物件を購入できる資金をもっている

優良物件を見つけた。投資するチャンス!でも資金がない・・・これほど残念なことはありません。

いつでも新規の物件を購入できるよう、現金は確保しておきましょう。

古い物件を売却することで資金を作り、物件の入れ替えを考えることもあるでしょう。それでも、スムーズに売却が進むとは限りませんので、やはり購入資金は持っておいた方がいいと思います。

普通の人にとっては、現実的ではない

どうでしょうか。他にも不動産投資のリスクを下げる方法はあると思いますが、どれも非現実的だとは思いませんか?

もちろん、潤沢な資金があるなど恵まれた人もいると思いますが、普通のサラリーマンで上記のようなアドバンテージをもっている人は少ないと思います。

不動産投資をしたい人は、自分の状況をよく考えて、投資をはじめることをオススメします。

とりあえず、私の意見を再掲します。

サラリーマンや投資初心者ならば、不動産投資はやめたほうがいい。リスクの低い投資先は他にもあります

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