WiMAXを利用しよう
メリット
- スマホ・タブレットなど複数の機器を利用している人はおトクです
- 通信量による速度制限はありません
デメリット
- 移動するときにWifiルーターを一緒に持ち歩かなければなりません
- 地域によっては電波の入りにくいところがあります
WiMAXとは
WiMAXとは、UQコミュニケーションズが提供しているモバイルデータ通信のことです。
WiMAXを利用すれば、手持ちのスマートフォンやタブレットなどの通信機器を、Wifiルーターを介してインターネットに接続することができます。
2013年10月31日から、通信速度がより速くなったWiMAX 2+ という規格も登場し、選べるプランの幅が広がりました。
こんな人にWiMAXは最適
以下の2点に魅力を感じる人は、ぜひWiMAXを利用しましょう。
- 複数の機器をインターネットにつなげることができます
- 速度制限がありません
これまで紹介した「パケット通信の契約を従量制にする」や「パケット通信の契約を解除する」は、パケット通信をあまりしない人向けの方法でした。今回紹介する「WiMAXを利用する」節約方法は、動画を毎日見るなどパケット通信を使いまくっている人に最適な方法です。
スマートフォンやタブレットなどをインターネットにつないで利用しようとすると、何らかのパケホーダイなどのパケット通信(データ通信)契約を結ばなければなりません。主な契約プランとWiMAXを比較してみましょう。
キャリア | docomo au softbank |
docomo au softbank |
docomo au softbank |
UQ |
---|---|---|---|---|
対象機器 | スマートフォン | iPhone | Wifiルーター | Wifiルーター |
定額料金 | 5,985円/月 | 5,460円/月 | 3,880円/月 | 3,696円/月 |
基本料金 | 315円/月 | 315円/月 | 525円/月 | 無料 |
通信制限 | 7GB | 7GB | 7GB | なし |
現在お持ちのスマートフォンの契約を、すべて解約あるいはパケット通信部分を解約します。かわりにWiMAXを契約し、スマートフォンをWiMAXとつないで利用します。スマートフォンを複数持っていたり、タブレットも利用していたりすると、節約できる金額は大きくなります。
(節約できる金額)=(契約解除した部分の金額)ー3,696円
もちろん、他のキャリアが用意しているWifiルーターのデータ通信プランを契約しても同じことはできますが、WiMAX以外のプランはすべて通信量に制限があります。パケット通信(データ通信)をたくさん使い、なおかつ支払金額を節約しようとするならば、WiMAXを利用するのがベストです。
ただし、注意点も・・・
WiMAXは、安いし通信制限はないし良いことずくめのようですが、注意する点もあります。
それは電波状況です。
WiMAXが安定して電波を拾えるかどうかは、地域によって差があります。都市部などはおおむね問題なさそうですが、地方に行くと電波が拾えない地域もあります。私の経験では、地方の「市」レベルであればだいたい問題ありませんが、市と市を結ぶ幹線道路沿いでも、ときどき電波が拾えないところがありました。
WiMAX 2+ に至ってはまだまだ大都会周辺しか利用できません。
そのため、WiMAXの電波だけでなく、auの電波を拾えるようにしている商品をラインナップに加えています。基地局を増強するまでの苦肉の策なのでしょうが、WiMAXの電波状況の劣勢を物語っているとも言えそうです。
ですから、自分の生活範囲でちゃんと利用できるかどうかは確認が必要です。
15日間お試しができる「Try WiMAX」を利用してはいかがでしょうか。
さらに奥の手が
WiMAXを利用した場合、さらに通信費を節約できる可能性があります。それは、自宅の光回線などを解約してしまうことです。利用状況にもよりますが、WiMAXを契約したら、ぜひ自宅でも使用してみてください。光回線には速度面では及びませんが、普通の使い方をする分には、WiMAXでも構わない、という人はいると思います。その場合、自宅のネット回線を解約できれば大きな節約となります。ぜひ検討してみましょう。
合理的なまとめ
- 毎月のパケット通信料が3GBを超えるヘビーユーザーである
- 生活範囲におけるWiMAXの電波状況には満足できそう
- 複数のモバイル機器をインターネットに繋ぎたい
- 自宅のネット回線を解約することも視野に入れている
以上のうち2つ以上が当てはまるならば、ぜひWiMAXを利用しましょう。