こんにちは!サンタからのプレゼントを娘の枕元に置いてワクワクしているごりぽんです。
今日は、誰もが一生のうち一度は考える、住まいの購入についてのお話しです。
住む家を賃貸するか?購入するか?
生きている限り、住む家は必要です。お金持ちならばポンとキャッシュで買ったり、親に買ってもらったりするのでしょうが、一般庶民は家を購入してローンを支払っていくか、賃貸物件を借りて家賃を支払うか、どちらかだと思います。
結婚するときは賃貸物件を借りていた夫婦が、子供の出産を機に住宅の購入を考える、というのはよくある話です。
そんなとき、よくある悩みが「賃貸に住む方がよいか、それともローンを組んで住宅を購入した方がよいか」です。夫婦で話し合ったことがある人も多いでしょう。
でもこれでは漠然としていて、答が出せない悩みとなっています。「賃貸と購入のどちらが金銭的にお得か?」ということは、あんまり深く考える必要は無いと思います。
それはなぜか。
家は唯一無二のもの。お金だけでは比較ができない
住む家というものは、一つとして同じものはないからです。間取りが同じ家というのはあるでしょう。しかし、使っている材料も同じ、住宅の性能も同じ、建っている場所も同じという物件はそうはないでしょう。住む家にとって、どこにその家が建っているかというのは無視できない要素です。
これが、車だったら比較することは簡単です。車を買うか、レンタカーで済ませるか、と迷ったとしても、車種を同じにすれば性能や満足度については同じです。あとは自分がその車に乗る回数や燃費などを計算すれば、どちらが得かは比較することができます。
でも住む家の場合は、全くおなじ物件というのは存在しないため、住み始めてからの生活そのものが違うはずです。
ということは、「賃貸か購入か」ではなく「Aという物件を賃貸するか、Bという物件を購入するか」を比べることになります。
それぞれの支払額の計算はできます。でも、そこから得られる生活の満足度なども違うため、お金の計算だけで結論が出るわけではありません。
ましてや支払額は概算で決めざるを得ないところもありますので、そこに時間をかけて悩むのはあまり合理的では無いと思います(例外は、現在賃貸で住んでいる物件を、購入してもいい場合です。これならば全くおなじ物件なので、お金の計算でほぼ決めることが可能でしょう)。
比較できるのは具体的な物件のみ
一般的な意味で「賃貸と購入のどちらがいいか」という問いに、答えが出るはずはありません。答えが出る問いは「あなたにとって、Aの物件を賃貸することとBの物件を購入することのどちらがいいか」です。そしてこれに答を出せるのはあなただけなのです。
お金の計算も大事ですが、それだけで解決するわけではないのです。
住み始めてからの生活にイメージはあるか
それは、家を買うあるいは借りることで、「どのような生活を得ようとしているのか」です。
例えば、わかりやすい例えとして「庭でバーベキューができるような家で、友達を招待してパーティーを開くことができるような家にしたい」と考えているとします。
すると、マンションやアパートは無理ですから選択肢から真っ先に外します。
次に一軒家の賃貸が住みたい地域に存在しているか、また新築するとすれば土地や物件はあるか、を探すことになります。ここでは賃貸にするか購入にするかについて悩む必要はありません。なぜなら、具体的な物件がなければ判断のしようが無いからです。
探した物件の中から、より自分の理想を実現できそうな物件を絞り込んでいき、いよいよ2,3に絞れてきたときに、ようやく賃貸にするか購入にするかの判断が迫られるのです。
そこまで考えれば、やっとお金の計算が生きてきます。「入居後の生活の満足度はほぼ同じにになりそうだから、よりコストの安い賃貸(あるいは購入)にしよう」とか「コストがほぼ変わらないので、理想に近いこちらの物件にしよう」といった比較が可能になります。
具体的な物件もましてや自分が実現したい生活像もなくて、ただ「賃貸がいいか購入がいいか」を考えても答は出せません。